化学工学とは 〜よく聞く化学とは全くの別世界〜
皆さん、今日は私の専門分野である、化学工学について少し書いてきたいと思います。
私のブログを見ていただいている方は、理系分野に詳しい方だけとは限らないかと思いますが、化学工学については理系出身の方でも知らない人が多い少し変わった学問領域になります。
化学工学は名前に「化学」という言葉が含まれているため、実験室で白衣を着て試験管を振っているイメージをお持ちだと思います。私自身も中身を知るまでそのように思っておりました。
しかし、化学というのが「何をつくるのか」というのを目的にするのに対し、「どうやってつくるのか」目的とする学問領域になります。
よって必要となる背景知識も高校で学習するような化学ではなく、物理や数学の知識がメインとなります。
また、化学工学の基本となる考え方は熱収支と物質収支になります。このことからも化学工学の考え方が適用できる業界は化学のみではなく、多岐に渡ることがわかると思います。
物質収支と記載すると難しい印象を持つかもしれませんが、要は、入ってきたものは貯まるか出て行くかしかないということです。
数式で簡単に書くと
(入る量)=(貯まる量)+(出て行く量)
という関係になり、この考えは化学工場にのみ適用されるものではなく、お金でも人間でもなんでも成り立つ考え方になります。
以上のようなことが化学工学の特徴であり、今後も化学工学の様々な特徴と内容について時間がある時に書いていきたいと思います。
習慣について
今日は習慣について書いてみたいと思います。
習慣。この言葉自体は私も含めてみなさんもよく使うと思います。
しかし、個人的な主張ですが習慣というのは軽くあしらうものではなく、真剣に向き合うべき(向き合う価値のある)ものだと感じています。
なぜでしょうか。
それは意志力は有限であるという説に基づいています。これは簡単に言えば意志により制御できる絶対量には制限があるということです。あらゆることで我慢し続けるのは困難ということです。
この説が真実だとすると意志力が必要となるような選択は極力避けるべきだということになるかと思います。意志力が必要な行動は優先順位の高いものに集中した方が良い。
そして、意志力が必要ない行動。それが習慣です。
身近な例では勉強、運動、家事等が習慣になっている人は苦もなく行えているかと思います。
また、さらに習慣の副次的な効果としてキーストーンハビットという概念があります。
これは簡単に言えば一つの習慣が他の良い習慣を生み出していくことを指します。
みなさんも一つの習慣を始めたきっかけから複数の習慣へと連鎖していった経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
以上、習慣について書かせてもらいました。
また、私の習慣については後日別の記事で書かせていただきたいと思います。
また、上記のような内容が記載されている書籍を以下に紹介しておきます。
習慣の力 The Power of Habit (講談社+α文庫)
- 作者: チャールズ・デュヒッグ,渡会圭子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/02/19
- メディア: 文庫
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AI vs 教科書が読めない子どもたち ~読書録~
先日話題のこの本を読んでみました。
著者の新井紀子さんは知っている人もいるかと思いますが、「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトのプロジェクトディレクタを務められている方で、本書籍の中にも「東ロボくん」と名付けられたAIが紹介されています。
世の中では「AIが人を超える時代(シンギュラリティ)が来る」と言われることがよくありますが、著者は現技術の延長上ではシンギュラリティは来ないと主張しています。私も理系の端くれなのでAI(というか機械学習)は人間の能力を超えるような時代は来ないと考えています。
ただし、著者も主張おり、AI導入による人員削減が進んでいる通り、一部の能力であれば代替および超えることが可能であり、真剣に考えていく必要があると私も思います。
このようなことは身近にも実感できることが少し増えてきているように思います。
そして、私が次に著者に共感したのは著者が開発を主導したリーディングスキルテスト(RST)の結果から文章を読めていない子どもや大人がかなりの割合で存在しているという結論を出したことです。
私自身、文章の読み間違いをすることも多く、現状把握のため、一度このテストを受けることも考えています。
また、自職場を見てもやはり「書類に書かれていることをわかっていない」という事例が多くみられます。原因は多岐にわたるかと思いますが、事実社会の中においてもそのような事例は多く、今後社会として向き合っていかなければならない問題なのだと思います。
少しおまけの話をすると、私自身の中高生時代にはよく問題文を読み間違えて数学や理科(物理、化学)の問題を間違えることがあり、「読み間違えただけ」と言い訳し、予備校の先生からは「それも実力のうち」と言われることがありました。今思うとこれは先生側の主張が正しかったと思います。計算間違いも同様です。
当時は思考力さえあれば良いと考えおりましたが、正確に文章を読む力(書く力も)も思考力に含まれるものだと今では思います。
はじめまして ~ブログを始めたきっかけについて~
はじめまして
みなさん、はじめまして。
本日より、ブログを始めました。
普段は愛知県でエンジニアをして暮らしています。
出身は大阪で就職で愛知に来ました。
かれこれ今で6年近くたちます。
このブログでは、日々のことや、読んだ本、健康、投資等をテーマにして色々な記事を書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。
ブログを始めたきっかけ
今日からブログを始める訳ですが、始めたきっかけは3つあります。
順に書いていきます。
1.自分らしく生きたい
私含めみなさんもかと思いますが、普段色んな事柄に触れ生活を送っているかと思います。その中で日々を漫然と過ごすのではなく、積極的に自ら発信し、自分らしく生きようと思ったからです。自ら発信することにより、普段関わる事のない人とも交流することができ、内部的だけではなく、外部交流的にも自分らしく生きられるのではないかと思ったからです。
ここでのキーワードは「自分にしかできない(特殊性)」ではなく、「自分らしいこと(独自性)」です。
自分にしかできないことを探すのは大変ですが、自分というのはどういうものなのかであれば皆さんも何かしらの形で記述することができるかと思います。
2.アウトプットをしたい
1.とも関連しますが、ただ漠然と情報を得ているだけでは自分自身に定着することがなく、積極的にアウトプットする必要があることを常々実感しております。
そのため、本ブログを通じて様々なことを発信していけたらなと思っております。
また、このような思いになったのは最近読んだ書籍「学びを結果に変える アウトプット大全」にも影響されている部分はあるかと思います。
この本の話はまた、別の記事で書きたいと思います。
3.知り合いが始めていた
最後はすごく人間らしい理由です。
一人ではなく、数人はブログを始めていたので自分にもできるのではないかという思いで始めてみました。
以上、3つ書きましたがこれは私の哲学的な観点と類似している部分があります。
私は哲学・合理性・感情の3つのバランスをとることが大切であるという考えを持っています。そして上記の3つはそれぞれ、1.哲学、2.合理性、3.感情に対応することになります。少し堅苦しい書き方をしているかもしれませんが、上記の具体例を読んでいただければ少しは理解してもらえる部分があるかと思います。
また、これは主観的な捉え方ですが、この考え方は渋沢栄一さんの著書「論語と算盤」に記載されている智、情、意の3つの調和をとることが大切であるという考え方と類似したものと考えております。